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Fit建築設計事務所のブログ

先日、ホームページに、コンセプトをUPしました。
その中で、私たちは「関係性を、間合いによって建築化する」ことをコンセプトとしています。では、その間合いとは、具体的にどんなイメージのものなのでしょうか?
様々なあり方があっていいと思いますが、ここでは、いくつかの伝統事例を取り上げてゆき、歴史の中からその概念を探ってみたいと思います。
初回は、最も分かりやすい事例として、桂離宮を取り上げてみました。
上の写真は、古書院ニの間の「月見台」です。
下の写真も、「月見台」を横から見た画像です。
月を仰ぐために池を前にしてしつらえられたこの露縁が、
人と自然の間合いの空間を形成しています。
この空間は、私たち日本人が、外的環境と馴染み、楽しみ、うまく利用しながら暮らすための、原初の形のような気がしています。

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