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Fit建築設計事務所のブログ

前回に引き続き、「関係性を間合いによって建築化する」ための間合いの伝統事例紹介です。
左の写真は、多くの人がご存じの、龍安寺の「石庭」です。
上の写真は、誰もいない時の「石庭」の縁側です。
下の写真は、普段の様子です。
ここでは、この縁側空間が、人と「石庭」との間合いを生み出しています。
行ったことがある人は分かると思いますが、
ここに行くとなぜか、みんな並んで縁側に座り
ボーっと庭を眺めています。
何時間でも見ていられる、不思議な非日常の時間が流れます。
もし、ここに縁側がなかったら、
「石庭」自体の価値もあまりなかったのしれないし、
龍安寺も、今ほど有名でなかったのかもしれないなと思います。
間合いには、いろいろな実用的価値がありそうです。

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