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Fit建築設計事務所のブログ

材料に関する話題。
日頃、様々なメーカーの方が、ちょくちょく営業に訪ねて来られます。
先日、少し興味深い材料の営業があったので、少しご紹介。
それは、杉を、200度前後で窒素加熱処理したデッキ材というもの。
商品名は「エステックウッド」。
木材を200度前後で窒素加熱処理をすると、
その中に含まれる糖分などが無くなり、
防虫・防腐性能の他、寸法安定性が飛躍的に向上するというのが、この商品の売りだそうです。
外部で使用しても、ほとんどソリや狂いがでないそうです。
しかも、国内に大量に余っている杉の間伐材を使うので、環境にもいいし、何よりも安価だそう。
本当だとすると、なかなか魅力的ですね♪
通常私たちは、外部で木材を使用する際は、
重たくて耐久性が高い、イペやセランガンバツーといった外洋材を使用し、
更に、保護塗装を施して使用しています。

国産で安価で、耐久性もいいのであれば、
次回、ぜひ採用を検討してみたいと思います。
ただし、デメリットとすれば、杉が元々柔らかい材料なので、
使用部位や補強方法などに注意が必要だそうです。
ルーバーなど、装飾部材であれば、特にそういう問題もなさそうです。
とりあえず先ずはそのあたりで使ってみたいと思います。
性能やデザインを落とさず、すこしでもコストを抑える工夫。
こういった積み重ねによって、少しずつ達成したいものです!

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