Blog

Fit建築設計事務所のブログ

日記

浅草文化観光センターコンペ

今日、浅草文化観光センターコンペの二次審査の公開プレゼンテーションに行ってきました。このコンペは、浅草「雷門」の目の前にある文化観光センターの建替えに関する内容で、10月末に一次審査が公募され結構話題を呼んだコンペです。今回の二次審査は、一次の応募者350組の中から選ばれた7組によるものです。 私たちも応募...

オクシモロン?!

豊かなる「縮小」

現在、社会は「縮小」しています。これは、いまの不況に関係なく、今後ずっと続くことだと思います。ただし、「縮小」することは、必然的な自然現象なので、決して悪いことではないと気もします。必要なことは、如何に「豊かに縮小」するか?ということかもしれません。 今回は、建築ではなく経済に関する話題を書いてみます。ちな...

日記

不動産は、今が底?

「モリモト、負債総額1615億2000万円で民事再生。」 これは数日前のニュースですが、モリモトといえばデザイン性を売りにして急成長を遂げつつあった新興ディベロッパーです。不況に負けない業務コンテンツを備えているイメージがあったのですが。この不動産不況、底なしの様相を呈してきました。 ところで先日、知人に教...

所思

土地の隠された潜在価値

最近たて続けに、3件のマンション用土地のボリューム検討をお手伝いしました。 土地にはそれぞれ容積率・建蔽率が決められていて、それによって採算性や事業性に大きく影響することは皆さんご存じのとおりです。 ところで、土地の価値を決める法規はそれだけではありません。絶対高さ規制のある地域や、隣地に日影を落とさないよ...

オクシモロン?!

現実的な理想論

オクシモロン第3弾。 ユーザーは現実解を必要としています。 一方で、建築メディア上には、多くの空想のようなプロジェクトや、難解な主義思想が横行跋扈しています。しかし、そういう私自身も、その紙面に興味を惹かれてしまう読者の一人です。 ではなぜ、ユーザーが必要としていない理想論に、私たちは興味を感じてしまうので...

オクシモロン?!

汎用できない一般解

オクシモロン(※)シリーズ第2段です。  建築メディア上で大きな話題になるプロジェクトには、ひとつの共通点が見られるように思います。それは、「汎用できない汎用性」をもっているかどうかということです。 例えば最近では、「イエノイエ」という横浜でのイベントにおける、平田晃久氏の住宅モデルが注目され話題になってい...

オクシモロン?!

装飾性のない装飾美

オクシモロンによる考察シリーズ第一段。 「光」、「緑」、「階段」。 これは、僕が建築を考えるときに、よく意識していることです。 ところで唐突ですが、近代建築のここ100年の流れを大雑把にいうと、ドミノ・システムに代表されるモダニズムに始まり、その反動として生まれたポストモダン、その後のミニマリズムの流行やデ...

所思

来年から陸屋根はなくなるの?

昨日に引き続き、新法規の話。 最近にわかに業界で話題になりつつある「住宅瑕疵担保履行法」をみなさんもうご存知ですか?≪くわしくはこちら≫ 最近のケンプラッツの記事によると、この法律の出現によって来年10月以降の引渡しの木造物件は、勾配屋根しか建てられなくなる可能性があるそうです。 かいつまんで言うと、工務店...

所思

改正建築士法と建築業界団体のナゾ

この11月末で、建築士法が改正されます。 その概要は ⅰ)建築士の定期講習の義務化 ⅱ)構造・設備建築士の新設 ⅲ)管理建築士の要件見直し ⅳ)消費者への重要事項の解説 ⅴ)団体による自律的な監督体制の確率 といったところです。 ところで、ⅴ)の業界団体は、主だったものだけでも、 ①建築士事務所協会連合会 ...